現在我が国で慢性透析療法を実施している患者数は2011年末時点で304,592名と初めて30万人を超え、増加の一途を辿っています。ユニバーサルデザインの観点、QOL(Quality of Life 生活の質)向上の観点からも透析を受けていても手軽に旅行を楽しめる観光商品の開発や受け入れ態勢の整備に期待が高まっています。当研究センターではこのたび、行政、観光関連事業者、医療機関の協力・連携による新しい観光をめざしていく一環に、透析旅行に関する調査研究を開始しました。まず今年度は透析を受けている方々の旅行に関する意識、参加状況、旅先での問題点、旅行決定の阻害要因等を構造化したアンケート表を制作し、県内外の医療機関のご協力による数百名規模のサンプル調査を実施します。こうした結果を踏まえつつ、次年度に向けては全国透析患者の代表性を有する大規模調査や、モデルツアーの開発による実証研究の実施により、よりよい透析旅行を実現する環境整備やサービスづくりに資する実践研究に取り組んでいきます。

旅行先での透析医療体制の充実度、満足度や問題点の把握

 

2012年度 共同研究体
琉球大学大学院観光科学研究科ヘルスツーリズム研究分野  (担当:末澤いずみ)
株式会社 旅行透析  (代表取締役 池間真吾)
健康文化創造チーム・グクルLLP