研究雑誌「観光科学」Vol.6(2014年11月発行:琉球大学大学院観光科学研究科)に、山城美紀(那覇市役所、2011年度修了生)、荒川雅志教授の共著論文として「行動変容型旅行を組み込んだ特定保健指導プログラムの事例研究」(A case study of a specific counseling guidance program includes a behavior modification trip designed to promote healthy behavior)が受理掲載されました。近年、ライフスタイル改善に対し行動科学的アプローチが有効とされるなか、健康行動への気づき、動機づけをより強く促す手段として、旅行型(宿泊)による健康増進が効果的である可能性が示唆されています。本研究では、旅先の非日常環境、新たな視点の獲得や出会いの機会、地域の魅力ある地域資源要素が、人々の健康行動に対しても気づき、動機づけを促すか、日常に戻っても生活に活かせる健康プログラムの体験機会として活用できるかの事例研究として、本土健保組合が実施中の特定保健指導プログラムの初期段階に宿泊旅行を組み込み、行動変容、心理尺度を用いて評価しました。生化学的指標がなく、非宿泊旅行群といった比較対照群の設定がなく、あくまでケーススタディとしての知見にとどまりますが、旅を組み込んだ特定保健指導が有効である可能性を示唆するアンケートおよびヒアリング調査結果が得られ、今後の特定保健指導商品の成立可能性や課題が明らかになりました。
今年前半までには琉球大学リポジトリおよびCiNii(NII学術情報ナビゲータ)での閲覧が可能となる見込みです。全文PDF送付ご希望の際は以下までお問い合わせください。
h069475@tm.u-ryukyu.ac.jp